記事投稿日 : 2020/09/09 ひとり言

塾長のひとり言 人を動かす5つの要素

「人」が何で動くのか。その要素をまとめたものが話題になっています。

単刀直入に、その5つの要素がこちらです。

・希望
・危機感
・正しさ
・気持ちよさ
・人の想い

各々を詳しく見てましょう。

今回は、これを読む自分自身が動きやすくなるように、この5つの要素を使ってみます。

人は「希望」で動く

ゴミ箱へ行くのを面倒くさがる人間が、旅行となると遙か遠くへと旅立つように、たとえ行動は同じでも、その道の先に希望の光が見えると、人は力強く一歩を踏み出せます。

つまり希望とは、「これをやったらいいことがある」「○○したい」という願いのようなものです。

生徒に置き換えれば、勉強という道の先にキラキラ輝く、夢の実現や志望校合格、目標点数達成などになるでしょう。

そうすると、なぜ勉強するのか「目的」に近いものを感じます。

希望の力を借りたければmもう一度「目的」の確認から始めましょう。目的が魅力的であればあるほど、自分が動くためのパワーは膨れ上がっていきます。

「希望」で動くのはある意味理想の形でもあります。

人は「危機感」で動く

そうは言っても人間弱いものです。ついつい楽な方や簡単なほうへ目を向けてしまいます。

そんなとき、大きな力を生み出すのが、〆切り。

例えば、夏休みの最後の日にやる宿題のように、人が動くための大きな力となります。火事場の馬鹿力みたいなものです。

これを上手に使えるように、物事には「期日」を設ける癖をつけましょう。「期日」が設定されれば、危機感は自然と湧いて出てきます。ある意味、希望よりもずっと容易に自分を動かすことができます。

あとは、誰かを勝手にライバル設定するのも「危機感」の力を使うには良い方法なのだとか。

いけないと知りつつも、人は人と比べるのが好きな生き物。ならば、とことん比べて「危機感」の力を最大限活用しましょう。

でも、無理しすぎは禁物。病んでしまうぐらいなら、ライバル設定ははずしましょう。

それもこれも難しいという方は、誰かに管理してもらうのが良いでしょう。

親や先生や、頼れる人に危機感を与えてもらいましょう。

もしかしたら、5つの要素の中で一番使い勝手のいい「危機感」を、上手に使って、自分の行動へと結びつけましょう。

人は「正しさ」で動く

自分はいいことをしているという考えは、行動するときにとっても心強い味方になってくれます。

学校で道徳という授業が行われるように、人の道に沿っている、というのは大きな行動意欲となります。

ただ、この「正しさ」は使い方によっては怖いこともあります。

「正義の名の下に」なんて自分なりの正しさで暴走した例が、歴史のあちこちで確認できます。

自分を客観的に見て、「果たしてこれが正しいのか」という自問自答をできる人間でいましょう。自分の「正しさ」にちょっとだけ怖さを感じながら、それでも正しいと思えたのなら、自分を信じることができたのなら、突き進む原動力でとして、思いっきり活用しましょう

自分でも気づかなかった大きな力を呼び起こすのがこの「正しさ」です。

人は「気持ち良さ」で動く

誰かの名言に触れて、やる気が出る。

これが「気持ち良さ」です。

この「気持ち良さ」と上手に付き合うことで、少しだけ楽ができるのがポイントです。

人間は80%以上うまくいくことしか能動的に動かないといいます。

「簡単にできる」「うまくやれる」「成功できる」

そんな気持ちが持てれば、人は動きやすくなるものです。スモールステップや成功体験の力をうまく使って、これからやることが「簡単だ」と思えるようにできたら、こっちのもの。

上手にできることはやっていて「気持ちが良い」ですからね。

また、憧れの誰かになりきってみたり、バックミュージックを頭の中に流して作業をしたりするのもオススメです。

人にとって「気持ち良さ」とは、疲れたのときのチョコレートみたいなものです。「正しさ」ばかりでは疲れてしまいます。たまには、自分自身に飴玉をあげてください。ただし、与え過ぎは禁物ですよ。

カフェなんかで勉強してみたり、普段行かない図書館に出かけてみたり、そんな風に場所を変えてみるだけで「気持ちよさ」を手にすることもできます。

人間は割と単純ですからね。上手に「気持ちよさ」を見つけて行動に結びつけましょう。

人は「人の想い」で動く

松下幸之助さんや松井秀喜さんをはじめとした、多くの成功者へ「大切にしていること」についてアンケートを取ったところ、「人のために」という考えを大事にしている人がほとんどだったそうです。

そう、人は人のために生きるもの。

だから一番力を発揮できるのは、「人のために」何かをするときではないでしょうか。

さぁ、これにて5つの要素の紹介が終わりました。

この5つの要素が、本当に人を動かすのかどうか。疑心暗鬼なら、他の誰でもないまずは自分自身で、ぜひ試してみてください。

君のやらなければならないことで、この5つの要素を使うにはどうしたらいいか考えてみましょう。

今日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木にお越しいただきありがとうございました。結局は自分次第につながっているね。