記事投稿日 : 2020/09/11 ひとり言

塾長のひとり言 「叱って伸ばす」スパルタと「褒めて伸ばす」コーチングはどっちがいい指導法なのか

厳しく「叱った伸ばす」ほうがいいのか。やさしく「褒めて伸ばす」ほうがいいのか。どっちのやり方がいいのかと、教育や指導の場でも度々議論になります。

想像しやすいようにここでは、「叱った伸ばす」=スパルタ指導、「褒めて伸ばす」=コーチングとしています。「悪いところに注目し詰める」指導か「良いところに注目し褒める」指導か、単に「厳しい指導」か「やさしい指導」かといったイメージ分けでもいいですね。

最近は「コーチング」という考えの台頭によって、「褒めて伸ばす」派が多い印象でしょうか。

私たちが子どもの頃はスパルタ教育なんて呼ばれるような、「叱って伸ばす」派の考えを持った指導者が多かった気がします。

スパルタ指導の強み

人を育てる上で危険な言葉が「good job」だそうです。

最高のパフォーマンスを引き出すために、最後の最後の、最後まで厳しく追い込み続ける指導の仕方の場合、「good job」という言葉、現状に満足を与えてしまう怖い言葉になってしまいます。

求道者のように、1つの道を突き詰めようとする者にとって、「褒めて伸ばす」指導は、時間的にも精神的にも不要なものになるのでしょう。

より早く高みへ昇るためには、課題を見つけそれを指摘しすぐ改善させるという、「叱って伸ばす」指導の仕方が無駄なく、効果的かもしれません。

コーチングの強み

しかし、ここで少し違った例を見てみましょう。

例えば、勉強嫌いの生徒への指導であればどうでしょうか。

私にも経験がありますが、そういう子に正論で課題を指摘しても、一向に高みへ昇っていってくれません。いくらこっちが高みへ連れて行ってあげようと強い気持ちで接していても、本人に道半ばで「もういいや」なんて投げ出されてしまえば、元も子もありません。

こういった生徒には「褒めて伸ばす」指導で、「自分にもできるかも」という自己効力感を高めて、スモールステップで成功体験を積ませ、「もっとできるようになりたい」という気持ちを引き出す必要があります。

誰でも、できないことはつまらない、つまらないことはやりたくない、からね。それを「できそう」「やりたい」に変えてあげるのです。

「できない子へは厳しい指導で恐怖からやらせればいいじゃないか」という方も少なからずいらっしゃると思いますが、現代は超情報化社会で選択しが多い時代です。良くも悪くも、すぐに他の道に逃げることができます。

極論、「ニート」なんて言葉ある働かなくても生きていける時代です。現代においては、やらなければならないことを指導する場合にスパルタ指導は少々危険かもしれません。

スパルタvsコーチング まとめ

ここまで見ていくと、何となく答えが掴めてきたような気がしますね。とりあえず、まとめです。

・自己効力感が低い人への指導は「褒めて伸ばす」指導が効果的

・自己効力感がある程度あり高みを目指す人への指導は「叱って伸ばす」指導が効果的

あとはここに個々人の性格や目的、特性、タイミングなどが相まって、ベストな指導法が生まれてくるのだと思います。なので、ここで最も大事な一言を付け加えます。

ただし、最適な指導法は人やタイミングによって変わってくる。

この「人」には、指導される側はもちろん、指導する側も含まれています。その組み合わせによって無限大の指導法があるわけです。

もちろん、ここには信頼関係が必ず構築されいていなければなりません。

指導者には、相手によってその指導法を変える引き出しも必要かもしれません。同じ人相手に指導するときにも、今は「褒めて伸ばす」、今は「叱って伸ばす」等という使い分けをすることもあるでしょう。

そして、場合によっては、得意な指導法が違う指導者へ引き継ぎをすることもあるかもしれません。

人はみんな違うから、指導法だってもちろん違う。ときには異端な方法がセオリーを超えることもある。

私自身ももっと色んなことを学んで知って、個々人になるべくベストな指導法ができるように、精進していきたいと思います。

本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。何が一番大切なことか、それを見誤ってはいけない。