計算するときの筆算ほど、心強い味方はいません。
暗算よりも頭にかかる負担が減るし、視覚まで使えて正確さも上がるし、メモの役割にもなっていていつでも間違いが探せます。
山ほどのメリットが筆算にはあります。
例えば、九九や二桁の計算ぐらいまでなら、暗算の方が楽で簡単なこともあるでしょう。しかし、三桁を超えると大人でも筆算を使いたい人が多いはず。
僕も授業で指導する際には、暗算を多用するのではなく、確実性の高い筆算をするようにと言います。
「えー、面倒くさい」なんていう子もやっぱりいますが、そんな子に限って筆算せずに間違えます。呪いにかかったみたいに。
計算に、筆算は必要です。
あれほどわかりやすい仕組みを見つけて後生へ伝えてくれた、過去の数学者たちに感謝しなくちゃ。
そして、それはまるで「良いお年を」や「あけましておめでとうございます」といった、年末年始の挨拶言葉と一緒です。
年末年始のそんな挨拶は、知らない人とでも気軽につながれるコミュニケーションの潤滑油。
無くても生きていけるけど、無いと困る。
あったらやっぱり安心だし、使えたら、嬉しい。
それは計算と僕らをつなぐ、筆算と同じじゃないか。
新年には「あけましておめでとうございます」と決まって言うように、
計算には決まって筆算を。
本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございます。大切なものは大切にしよう。