記事投稿日 : 2021/01/26 未分類

素晴らしい春を迎えるために、入試直前に不安をかき消す準備ポイントまとめて3つ

受験シーズン真っ只中。今日も教室は受験生たちによる熱気に包まれています。それにつられるようにして、受験生ではない生徒たちも必死に勉強に取り組んでいます。いい空気感です。

入試や受験本番が近くなれば、不安は大きくなるもの。そんな状況だからこそ、しっかりとした準備が大切です。色んな勉強法がある中で、準備が最も大事な要素と言われいますから、そこをないがしろにしたまま、入試においてベストを尽くすことは難しいです。

というわけで、今回は、中学受験、高校受検(受験)、大学受験どの受験においても直前の時期に気を付けたい大事な準備についてまとめてみました。

結果はもちろん、誰にも確約が出来ないけれど、誰でもベストを尽くすことは出来る。素晴らしい春を迎えるために、以下の3つのポイントを抑えましょう。

 

ポイント1 身体のリズムを調える

何をやるにも身体は資本です。健康でなくては受験も受験勉強も上手くいきません。

風邪を引かない、インフルエンザにならない、等はもちろんのこと。普段の生活での予防はしておいて困ることはありません。ちゃんと食べる、水分を摂る、手洗いうがい、マスク、湿度を高めるなどして予防しましょう。ただ気にしすぎもよくないので、上記のことだけきちんとやって、あとは勉強に集中しましょう。

また、多くの受験や入試が行われる「朝」に頭をフル活動させるための仕込みを今のうちから行っておくことも大切です。身体にリズムが馴染むまでは約2週間もしくはそれ以上かかるということですから、早いうちに朝型のリズムになるように生活習慣を調整しましょう。さらに、脳は起きてから3時間後にピークが来るそうなので、本番の時間を把握して、そこから2時間半~3時間前に起きる癖を付けておきましょう。これには保護者の方の協力も欠かせません。

脳の状態は、身体のそれと違って分かりにくい分、注意が必要です。スポーツにおいて、なるべくベストな状態で試合に臨むのと同様に、脳の調子も最高のコンディションで本番に臨みましょう。

え?私朝が弱いんですって?僕もです。そんな生徒には僕も愛用している、とっておきの裏ワザをお伝えしましょう。その名も「サンシャインリセット」。陽の光を浴びることで脳や身体はリセットされ、目が覚めます。朝起きたら陽の光に当たりに行きましょう。うん?曇りだったら?しっかりした朝食を摂ったり、熱いシャワーを浴びたりするのがオススメですよ。

勉強と同様に、健康だって日々の積み重ねです。今から準備をして、ベストな状態の自分で勝負に挑みましょう。

 

ポイント2 気持ちを整える

人間は感情の生き物といわれます。

確かに、感情や精神的な動揺が結果に与える影響は少なくありません。では何か特別な修行が必要かといわれると、そうでもありません。

大切なのは、当たり前のことです。入試や受験は勝負ですから、勝負には勝つつもりで臨みましょう。実際に脳科学の研究でも、「勝てそう」「出来そう」と思って行動するほうが、良い結果が出やすく、練習中も知識や技能の吸収が早くなるといいます。

不安を抱えすぎても、良いことは一つもありません。特に受験直前は一つ一つの勉強の結果が気になる時期です。悩みを抱えたら誰かに相談し、書類などの準備は混乱したら手伝ってもらって、自身は問題を解くことに集中しましょう。その時間があなたを成長させます。その成長するための時間をなるべく増やすために、不安や迷いや悩みで手を止めないために、明るく闘うことが大事です。

ただ、ポジティブになりすぎるのも危険です。「俺は絶対大丈夫」という人は夢見がちで行動しない、ということです。そうならないために必要なものは「計画」です。残り僅かな時間、本番までの計画を立てておきましょう。それがあるだけで安心出来ます。

オススメは一週間ごとに計画を立てるやり方です。それを日々に落としていくのですが、思い通りに進まなかったときのために、一日ほど予備日を作っておくと安心です(焦りもまた厄介な敵です)。

詳しい勉強の内容については後でも触れますが、重要なのはその「計画」はあなただけのもの、ということです。間違っても他の誰かと比べるのはやめましょう。意味のないことです。あなたとその誰かは全然違うのです。

また、保護者の方は「大丈夫?」等、むやみに生徒を不安にさせる言葉を控えるようにしましょう。保護者の方がすべきことは、子どもの力を信じ、落ち着いて本番に臨めるように、例えば、持ち物の管理だったり、健康面のサポートだったり、スケジュールや移動手段の下調べなどを行ったりすることです。

最後に、過去の入試直前で僕が生徒に伝えたり、逆に本人たちに言われて「なるほどな」と思った名言の数々をご紹介します。言葉には心を動かす強い効果があります。「いいな」と思うものがあれば、ぜひ自分の糧にしたり身近な受験生に届けてあげてください。

幕末の志士、坂本龍馬は言いました。「世の人は我を何とも言わば言え 我が成す事は我のみぞ知る」。

天才画家ピカソは言いました。「できると思えばできる、できないと思えばできない。これは、ゆるぎない絶対的な法則である」。

フランスの皇帝ナポレオンは言いました。「状況?何が状況だ。俺が状況をつくるのだ」。

アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズは言いました。「苦しいから逃げるのではない。逃げるから苦しいのだ」。

難関と言われる大学に合格した受験生はこう言って最後の授業を終えました。「緊張するけど、明日行って痛い目にあうわけじゃない」。

頑張れ、受験生!

 

ポイント3 情報の整理

いい感じで終わりたかったところですが、大事なことが残っていました。

体調も万全、心もOK、そうなるとあとは情報の整理です。まず大事な情報はスケジューです。スケジュールはカレンダーなどで一元管理しておきましょう。

例えば私立大学受験の場合、いつが試験日かは大丈夫だと思うのですが、いつが合格発表でいつが振込日なのかなども併せてカレンダーに落とし込んでおきましょう。本格的に受験が始まった最中にバタバタしたくありませんからね。

島根県の公立高校入試においては、倍率が出てから一度志願変更が出来ます。模試や習熟度テストの結果など鑑みて、もしも志願変更が頭にある場合は、前もって「こういう倍率だったら志願変更する!」と決めておきましょう。ただし、志願変更後の倍率がどうなるかは分かりませんから、周りの大人としっかり話をして決めましょう。当たり前のことですが、倍率を気にしすぎるのはオススメしません。

また、このタイミングでスケジュールと併せて持ち物の確認をしておくといいでしょう。書類など一つにまとめて管理しておくと、近くになって慌てなくて済みます。

スケジュールや持ち物が完璧になったら、あとは勉強に励むのみです。

オススメの勉強法はもちろん個々人によって変わりますが、やはり過去問を解くことがメインになります。繰り返し取り組みましょう。

特に大学受験の場合、過去問は各校から、「私たちはこういう問題を解ける生徒を入学させたいと考えていますよ」というあなた宛のメッセージです。だからその通り対策をしましょう。解いていない年代の問題があれば、【本番に合わせた時間でテスト】→【出来ていなかったところの類題を演習(教材は自分に合ったものを)】→【既にやった過去問で類題を演習】の流れで一箇所一箇所出来る範囲を広げていきましょう。ここからはとにかく実践あるのみ。「インプット」ではなく、「アウトプットしながらのインプット」を心掛けましょう。

次に、高校入試の場合も含めて大事なことをお伝えします。この時期は、入試本番を「試合」とするなら、それに向けての本番さながらの「練習試合」を繰り返す時期です。「練習試合」を行って、内容はもちろん、時間配分や解く順番、メモの取り方、目線の追い方など、細かいテストの受け方を確認しましょう。それを踏まえて【練習試合】→【内容の弱点補強】のサイクルが重要です。しかし、自分の得意不得意や目標点に応じて、どこまで【弱点補強】するのかを必ず決めておきましょう。時間をかけても入試本番までに克服が難しい単元は、切り捨てるのも一つの手です。

もしも自身が性格的にネガティブになりやすければ、意図して得意科目に割く時間を多くしましょう。逆に、まだまだ心に力強さが残っているなら、点数を上げやすい苦手科目に割く時間を増やすのがいいでしょう。

やりたいことが多いと思いますが、ここは一つ落ち着いて。何が目標達成への最短距離になるのか考えて勉強に取り組みましょう。

上記の3つのポイントが揃えば、あなたはベストな状態で本番に臨むことが出来るでしょう。結果はもちろんその時点では分かりませんが、そこまでの準備や頑張りは、人生において大きく貴重な経験になることは間違いありません。必死になる。努力する。立ち向かう。そんな今までの道のりは、必ずやあなたを素晴らしい春へと導いてくれるはずです。

受験本番まで、走りきりましょう。

 

本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。こっからが正念場!