記事投稿日 : 2021/02/22 未分類

生徒が「勉強をやらない理由がない」と気付いたお話

それは、教室の休憩時間にある男の子と話をしていたときのこと。

「最近買ってもらったゲームに飽きちゃった」というその子に、「なんで飽きちゃったの?」と訊いたら、「難しすぎて」という答が返ってきました。

たしかに、自分のレベルに合っていないゲームって飽きるんですよね。簡単すぎても、難しすぎてもダメ。ちょうどいいレベルってのが大事です。そこいくとやっぱりちょっと前の「スーパーマリオブラザーズ」シリーズは神がかっていたなぁ。

話が逸れてしまいました。そこで、その子が「なんかオススメのゲームない?」と質問してきたので、「うーん、何と言ってもオススメのゲームは・・・」とたっぷり溜めを作ってから、こう答えました。

「勉強かな」

そのときの彼の「なんだそれ」という目は忘れません。

「いやいや、ちょっと聞けって」と言いながら、理由を説明していきます。挙げたのはこんなところです。

・難易度を調節できる
・負けても経験値がもらえる(やればやるだけ成長できるから無駄な時間がない)
・選択肢が広がる
・直接自分のためになる(ゲームの中で成長しても利益につながりにくい)
・知識欲が刺激されるから能動的にやると楽しい(やらされると楽しくない)
 

他にもいろいろ言ったのですが、彼に刺さったのはこんなところ。

「勉強するって、こんな風に損することないよね。しかも、めっちゃ将来のためになるし。でも、やらない人もいっぱいいる。きっとね、まだみんなこのことに気付けてないんだと思う。ほら、今気付けたんだから、先取りしてどんどん差をつけちゃおう。今がチャンスだ!」

彼なりの気遣いかもしれませんが、「たしかに」なんて目をキラキラさせて、その後の授業も目一杯頑張ってくれました。本当にいい子です。

そして、授業の終わりの振り返りのときに「今日めっちゃ頑張ったね」と褒めたら、「勉強やらない理由、今のところないからね」と素晴らしいセリフを残してくれました。

今のところが、ずっと続きますように。

 

本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。やらない理由なんて本当はどこにもないんだよね。やる理由を集めたいよね。