記事投稿日 : 2021/03/20 news

春は差がつく季節!勉強が苦手な子ほど予習・先回りをした方がいい理由

修了式の季節ですね。ということは、新年度のスタートが迫ってきています。

実は春というのは、勉強が苦手な子たちにとってチャンスの時期でもあります。

なぜなら、予習ができるから。少し勉強に自信がない子でも、自信をつけるチャンスになるのです。

例えば一番わかりやすい数学で説明をしてみましょう。

あなたが公立中学校で中学3年生になる生徒だとしますね。

2年生の終わりは図形の証明や確率、データの分析と闘っていましたが、春の相手は計算になります。

ラッキー、難易度がちょっと下がります。テストで点数をしっかり取って自信を高めるチャンスです。

しかし、チャンスと分かっていても、数学が苦手で今までの勉強に押されて余裕がない方もいるでしょう。そんな方は、優先順位を考えましょう。

これまでの復習は確かに大事ですが、次のテストで点数を取って自信をつけることのほうが大事です。

まずは3年生の新しい単元と闘うのに必要な準備だけして、一旦図形や確率の知識は頭の奥底にしまってしまいましょう。

具体的に必要になるのは、正負の数や文字式や四則の計算などの知識です。

今は、次の単元である展開・因数分解と闘うのに必要なそういった知識を装備しておくのです。

次に図形の証明の知識を使うのは随分先のことですからね。モヤモヤするようなら「一旦全部忘れてもいい」と割り切ってしまいましょう。本当はあまりいいことではありませんが、心と頭のリセットは大事です。

一旦荷物をすべておろして、新しい冒険に向けて必要なものだけをピックアップするのです。

最低限の準備で走り出してみると、どうでしょう。学校が始まって、「自分が分かっている場所をやる」という体験を得ることができます。

「分からない話を聞く」のは苦痛ですが、「分かっている話を聞く」というのは、飽きるまでは楽しいものです。姿勢が自然と良くなります。

昨年度まで寝そうになりながら授業を聞いていた生徒が、今ではこっちを見て、「うんうん」頷きながら授業を受けている。驚いた先生からの印象も一気に良くなります。

また、先生が「問題を解いて」と指示を出したときも自信をつけるチャンスです。

予習の成果でスムーズに問題を解いて顔を上げると、まだ解き終わっていない人がいる。今までにない体験。「え、俺できるのかも」と少しだけ胸を張れます。

「できるかも」「お、できるかも」「できるかも」

そんな五七五風の体験の積み重ねが、自信を創っていきます。

あれだけ嫌だった数学の復習も、「私できるかも」の気持ちが芽を出してからだと、幾分スムーズになります。

春は差がつく時期。この時期の自分に合った準備が、春以降に大きな綺麗な花を咲かせることでしょう。

 

本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。さぁ、最高の新年度にしよう。