記事投稿日 : 2021/07/15 ひとり言

夏休みの宿題スケジュールについて!学校の夏休みHWの終わらせ方

個別指導塾 すずかけの木でも夏期講習がスタートしました。塾に学校の宿題を持ってきて自習中にやる子も増えてきました。

人権作文や、読書感想文。漢字や数学のワークに、英単語。自由研究や工作なんかもあります。

もちろん、学校ごとに違いもありますが、基本的には毎年王道の宿題が並びます。高校生も然りですね。

ほとんどの学校で夏休み明けには、課題テストや模試が待ち受けています。受験生はさらに受験勉強もしなければなりません。早め早めの準備が欠かせません。

そこで、今回のテーマは「夏休みの宿題の終わらせ方」です。もちろん僕の個人的な意見ですので、参考程度にご覧いただければ幸いです。

なお、これからお話ししていく内容は「なかなか計画的に勉強を終わらせるのが難しい」という生徒向けです。自分でしっかり計画が立てられる生徒は、それを実行し、成功や失敗を経験した方が良いです。

それでは参りましょう。

 

夏休みの宿題の終わらせ方 オススメ技

結論から申しましょう。

夏休みの宿題の終わらせ方のオススメ技は、「早く終わるものから終わらす」です。

以下、手順です。

 1、前宿題を並べる
 2、自分の感覚でわかれば「早く終わりそうなもの」順に並べる
 3、わからないものがあれば友達や先生に聞いて「早く終わりそうなもの」順に並べる
 4、「早く終わりそうなもの」から手をつけていく
 5、随時変更は可能だが、基本は「早く終わりそうなもの」から終わらせる
 

詳しく説明していきましょう。

まず全ての宿題を目の前に出します。ワークやルールが記されたプリントをとりあえず全部並べましょう。ここで自身のやることを可視化するわけですね。既になくしたものがないか、ここで確認もできます。

それをまずは自分の感覚で「早く終わりそうなもの」順に並べます。右からでも左からでも構いません。基本的には、漢字のワークなど作業系が「早く終わりそうなもの」で、人権作文や読書感想文などが「早く終わらなさそうなもの」とされることが多いです。稀に逆の子もいます。

自分で考えるのが難しければ、家族や近くの大人や友達に意見を聞きましょう。とりあえずで構いません。どんな手を使おうと、並べたもの勝ちです。

並べたら、やるのみです。とりあえず端にある「早く終わりそうなもの」に手を付けましょう。1ページでもやれば気持ちも乗ってきます。2ページ、3ページ、どうです?やってみたら、そんなに苦じゃありませんよね。

それは脳の仕組みとも関係していますが、ここでの詳しい説明は省きます。詳しくは後ほど。とにかくまず「早く終わりそうなもの」を終わらせましょう。

終わった宿題が出てくれば、達成感も得られて一石二鳥です。「宿題を終わらせられた」という成功体験で、次の宿題へ取りかかる心のエネルギーが充電されるわけですね。そうやってどんどん次へ次へと立ち向かっていけます。

途中での順番変更ももちろん可能ですが、実は順番はそんなに重要ではありません。取っかかりやすいように並べただけなので、やり始めたらそんなにこだわらなくても大丈夫です。

 

なぜその方法が良いのか 3つの理由

さぁ、それではネタばらし。なぜこの「早く終わるものから終わらす」やり方がオススメなのかを説明します。理由は3つです。

まず1つ目。それは「手を付けやすいから」です。人間は感情の生き物。「あんまりやりたくないもの」に対しては、なかなか自ら手が動きません。そんなときは、「自由にやってごらん」より「こうやって」と言われた方がスムーズに行動に移せます。

何でも、最初の重い腰を上げるときに一番パワーがかかります。重い腰をヨッコイショと上げさせるために、あえて細かい順序を指定したわけです。

2つ目の理由は、「とりあえずやってみればもっとやりやすくなるから」です。人は、やればやるだけ、そのやるものに対しての抵抗が減っていきます。同じことをするでも、消費する勉強体力が少なくて済むようになるわけですね。今回で言えば、宿題に触れれば触れるだけ、宿題に触れるときのパワーがかからなくなるのです。

また、脳の仕組み上「やる気は何かをやれば出てくる」というのが定説です。1ページやってみると、2ページ、3ページとやれるのはそれも要因の一つです。どうせなら、脳や気持ちの力も有効活用したいですよね。

加えて、終わった宿題が出てくれば、達成感から次の宿題へも手を伸ばしやすくなります。

3つ目の理由は、「難敵には身軽な成長した状態で挑みたいから」です。ここでの難敵とは、「早く終わらなさそうな宿題」のことです。

難敵と対峙する際には、なるべく他のことは考えたくないですよね。ボスと雑魚モンスターを相手にするのは面倒です。同様に、「早く終わらなさそうな宿題」に立ち向かうときは、「早く終わりそうな宿題」はスッキリ片付けた後のほうが、気持ち的にも物理的にもスムーズです。

 

以上が、3つの理由です。

 

終わりに

冒頭でもお伝えしましたが、夏休み明けには何かしらのテストが待ち受けています。

そのテスト対策をしたい夏休み後半に、まだ宿題がたんまり残っていると、テストであんまり良くない点数を取ってしまう可能性がでてきます。

できればお盆前には宿題を終わらせましょう。そして残りはしっかりとテスト勉強しましょう。科目数も多いですしね。

ワークなど、テスト勉強にも直結する宿題なんかは、夏休みの前半にやって、テスト対策として後半にもやれば、記憶にも定着しやすいですよね。

夏休みは毎年やってきます。夏休みの宿題も毎年出ます。宿題のやり方に関しては、やるものを日数で割ったり、並行してやったり、全部管理してやったりと色々試したのですが、現在の一押しの方法は以上のものになります。さらにいい方法を絶賛募集中です。

 

本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。「夏休みの宿題」を早く終わらせて、やりたいことややるべきことに取りかかろう!