記事投稿日 : 2021/09/01 ひとり言

暗記や実技(音楽とか保健体育とか)のテスト対策に「繰り返し」がオススメな理由

本日は、テスト勉強でも使える「時間の使い方」がテーマです。「時間の使い方」を説明するわけですから長々とはできませんね。サクッと参りましょう。

オススメする方法は、簡単です。誰にでも可能で、今すぐにでもできると思います。

その名も「繰り返し戦法」。

そのまんまだなぁ。

もうタイトルでイメージつくかと思いますが、ちょっと例をあげて説明してみます。

 

例えば、あなたに暗記テストのために5時間自由にできる時間があるとします。

その5時間を一気に使うより、こまめに分けて使う方が、暗記には効果的です。こまめに使って繰り返すわけですね。

一日で5時間よりも毎日1時間ずつ。一日1時間ずつよりもさらにさらに長い期間にわけて30分ずつ。覚える内容の分量にもよりますが、なるべく分けて繰り返す方が暗記や勉強には効果的です。

理由は大きく分けて3つ。

1つ目は、脳の仕組みです。

脳は常に「情報を捨てること」を狙っています。せっかく仕入れた情報をテストまで残しておくには、「これは大切な情報だよ!」と脳にメッセージを送って、しっかり保存してもらう必要があります。

そりゃ、一日の中で数回触れた情報よりも、毎日触れている情報の方がなんだかんだで大切な感じがありますよね。脳もそう感じます。だから、繰り返し頭に入れる方が記憶に定着しやすいわけです。

2つ目の理由は、ザイオンス効果です。

ザイオンス効果とは、アメリカの心理学者ザイオンスさんが広めた「同じ人やものに接する回数が増えるほど、その対象に対して好印象になる」というものです。会えば会うほど好きになる、みたいなやつですね。日本語では「単純接触効果」とも呼ばれます。

そう、勉強においての「繰り返し戦法」も、まさにこの効果を発揮します。学習内容に対して「おお、また君かね。もう君のことは覚えたよ。楽勝だよ」なんて余裕で接することができれば、その内容に親近感が湧いて、より興味が出てくるかもしれません。「深い学び」の呼び水になる可能性もあります。

3つ目の理由は、早めの計画立て&修正ができることです。

何日にも分けて繰り返すわけですから、それだけで早めの動き出しが必要になります。

その時点で先を見ることができるわけですね。目的地や目標地点を早い段階で確認することで、様々な恩恵を受けることができます。

暗記勝負になりやすい実技科目のテスト勉強で例を出してみましょう。

もちろんこれは実技科目に限ったことではないですが、実技科目は特に、というこお話です。

2学期スタート(もしくは1学期の期末テスト後)から、2学期期末テストの範囲を学んでいくので、教科書やプリント類を、日々日々短い時間で触れることを繰り返した生徒は、ほぼ間違いなくテストで高得点を取ります。

さらにそうやって早め早めに準備できれば、テスト直前には、他の科目への物理的な時間の負担を減らすことができます。その上、精神的にも余裕が出るので、焦らず気持ち良く机に向かうことができます。

焦りながらやればそれだけ知識の入り具合は悪くなりますからね。

また、早めに触れておけば「うわ、意外と難しい」とか「結構量が多い…」という状況にも早めに気付けて、計画の修正が可能です。

勉強でもお仕事でも先回りって大事。時が戻ることってありませんからね。

早め早めにスタートして、繰り返し繰り返しで、脳に知識をたたき込んでいきましょう。長期記憶になったらそれらは、きっと長い間あなたの心強い味方になってくれるはずです。

さぁ、なんだかんだでまたまた長くなってしまいました。ご質問などあればお気軽にお問い合わせフォームから連絡をくださいませ。

 

本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。
同じことをやるでも先にやるだけで色々うまくまわるもんなんだよね。