記事投稿日 : 2021/12/17 ひとり言

目は口ほどにものを言うの真実。瞳の法則や心理学的な説について

今回は、森絵都さんの『みかづき』にもちなんだお話です。

 

「勉強ができない子は集中力がない。集中力がない子は瞳に落ち着きがない」

 

これはその『みかづき』の主人公である塾の先生の言葉です。彼は、その現象に「瞳の法則」という名前をつけました。

 

「わからない勉強をわからなければならない、という焦りでいっぱいの心を落ち着かせる。それが最初の一歩だ。急ぐことはない。あれこれといっぺんにつめこむ必要もない。まずは神経を鎮め、考える力のすべてを目の前の一問にそそぐこと。その一歩さえ踏み出すことができれば、多くの子はおのずから歩み出す。」

 

なるほどです。

他にも、目が左右に動くときは、曖昧な記憶を呼び起こそうと、右脳・左脳を探している状態。また、左上を見るときは記憶を探っていて、右上を見るときは想像しているという説もありますね。

まばたきの回数が増えるのは、情報をシャットアウトしたいという心理の現れ。不安や緊張や不快感を感じている場合が多いそうです。瞳孔が開くのは興味の表れというのは有名です。

兎にも角にも、「目」には色んな情報が詰まっているのです。

だから、僕はよく生徒たちの目を見ます。

そこに現れる不安や緊張やネガティブな気持ちや揺れる心、もしくは興味や関心や希望の光を掴むためです。

目を見て話せない子には、話し方の指導もします。特段何の事情もなければ、相手の目やその付近を見て話を聞くことを徹底させます。

目は口ほどにものを言う。

相手を見ている時、あなたもまた見られているのです。

ですから、生徒のみんなも、保護者の方も、関係ない人も、自分の目を武器にできるように、日々日々ちょっとだけそこに目を向けてみましょうね。

駄洒落ではありませんよ。

  

本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。