記事投稿日 : 2022/04/18 ひとり言

人が変わるときのお話

まずはこちらの物語をご覧ください。

  

 俺、小さい頃に母親を亡くしてるんだ。
 それで、中学生の頃、恥ずかしいくらいにぐれた。
 親父の留守中、家にお金が無いかタンスの中を探していると、
 
 ビデオテープがあったんだ。
 
 俺、親父の秘密のビデオとかかな?なんて思って見てみた。
 そしたら・・・病室のベッドの上にお母さんがうつってた。
 『Aちゃん二十歳のお誕生日おめでと。なにも買ってあげられなくてゴメンね。
 お母さんがいなくても、Aちゃんは強い子になっているでしょうね。
 今頃、大学生になってるのかな?もしかして結婚してたりしてね・・・』
 
 10分くらいのビデオテープだった。
 俺、泣いた、本気で泣いた。
 次の瞬間、親父の髭剃りでパンチパーマ全部剃った。
 みんなにバカにされるくらい勉強した。
 
 俺が一浪だけどマーチ(MARCH)に合格したとき、
 親父、まるで俺が東大にでも受かったかのように泣きながら親戚に電話してた。
 そんで、二十歳の誕生日に、案の定、親父が俺にテープを渡してきた。
 また、よく見てみたら、ビデオ撮ってる親父の泣き声が聞こえてきた。
 お母さんは、笑いながら『情けないわねぇ』なんて言ってるんだ。
 
 俺また泣いちゃったよ。
 親父にそのこと言ったら、知らねーよなんて言ってたけど、
 就職が決まったとき、
 親父が『これでお母さんに怒られなくて済むよ』なんて言ってた。
 
 ありがとうって、俺は初めて親父に言った。
 俺みたいな奴でも、ちゃんと変われた。
 だからさ、きっと。人っていつでも変われるんだよ。
 

 

人を動かすのは、いつだって、人の想いの力。

いつでも、誰でも、どこででも、人は変わるチャンスを手にしているのかもしれません。

でも、それを掴むのが、難しいんだよね。

 

だからこそ、変わろうと、少しでも思ったその瞬間がチャンスです。

特に勉強は、誰もが適切な方法で適切な量をやればできるようになるシンプルなものです。

「このままじゃいけない」「もっと伸ばしたい」

「志望校に合格したい」「誰かを喜ばせたい」

そんな想いが、人が変わるきっかけになってくれるかもしれません。

 

まずは心から。

 

本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。
さぁ、あなたはどんな想いで動きますか?