記事投稿日 : 2022/05/07 ひとり言

人生の割合のお話

以前こんなお話を聞いたことがあります。

 

「じんせいの、わりあい」

あるところに、おじいさんと小学6年生の子どもがいました。
 
おじいさんが問います。
「人生を100とすると、良いことと悪いこと、どっちが多いと思う?」
 
子どもは答えます。
「半分とちょっと悪いこと。だって大変なことの方が多そうだもん」
 
「良いことは見失いがちだからね。でも、一つ覚えておくといい」
そう言いながらおじいさんは紙に鉛筆で言葉を書きました。
 
じんせいの、わりあい
 
「君は笑うときはどんな風に笑う?」「わははは」「そうだね」「うん」
「じゃあ泣くときは?」「シクシク」「じゃあシクシクで計算してみよう」
そう言うとおじいさんは今度は式を書き始めました。
 
わははは、は8888だから、8×8=64。
シクシク、は4949だから、4×9=36。
「足してごらん」というおじいさんの言葉よりも早く、
子どもは足し算をして100という答えに辿り着いていました。「おお」
 
だから人生はきっと、
悲しみや苦しみよりも多くの、喜びや楽しみに彩られている。
だからね、安心して大丈夫だよ。
そう言って、おじいさんは笑いました。
長く生きている私が言うんだから間違いない。
 

考え方は人それぞれです。

コップに入った半分の水を見て、「まだ半分ある」「もう半分しかない」と色んな見方の人がいるのと同様に、このお話を聞いて、「なるほど人生の割合か。そういう考え方もありだな」と思う人もいれば、「ただの後付けでしょ」という人もいるでしょう。

大切なのは、その色々な「それぞれ」を知ることではないでしょうか。人と人は、違うから面白い。その面白さを楽しめる世の中であればいいなと思います。

 

本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。
あなたにとって、僕にとって、今日も素敵なことが多い一日になりますように。