記事投稿日 : 2022/08/16 ひとり言

休憩時間に生徒の様子を見ていると気になり注意しなければならない3つのタイプ

当塾の夏期講習も残すところあと2週間となりました。

みんな頑張って勉強しています。特に中3生は、いつもより多くの時間を塾で過ごしています。

今回は夏期講習で頑張っていることではなく、「休憩時間」に見えることの一端をご紹介します。前職の頃からも気になっていた「こういう姿勢には気をつけろ」というものを挙げていきたいと思います。

基本的には「休憩時間」ですので、しっかり休んでもらっていいです。本を読むも、寝るも、勉強するも自由意志です。その中で、「こういう姿勢が続くと良くないぞ」と思っているものを挙げていきます。

あ、もちろん現在の生徒には逐一注意しているので、出てくる例は誰か特定の人に向けて書いているのではないとしっかり明記しておきます。あくまで参考になれば幸いというお話です。

 

やらされ指示待ち

1つ目の注意姿勢は、やらされ指示待ちです。

ギリギリのギリギリ、なんなら始まるまで次の授業の準備をしない。スケジュールは共有しているはずなのに、今日やるワークやページを出さない。

指示待ちは楽ですが、やっぱり勉強って受動より能動の方が伸びるんですよね。小さなことですが、まずその姿勢を大切にしてほしいわけです。

これを注意してしまうと結局また受動になるわけですが、「良かれと思って指示待ち」の子もいるので、こちらから説明します。自分の勉強なのだから自分で管理できると良いよね。多少のバイアスはかかりますが、しない子はそれでもしません。できないに近いのかもしれません。まずは自分の頭を少しだけ働かせて、自分がやることを見据えること。これにも訓練が必要です。

具体的にいえば、休憩時間中に次やることを意識して準備をしておくこと。これができると伸びる確率がぐっと高まると個人的には思っています。これって厳しい先生でしょうか。

 

ぼーっとしちゃう子

2つ目の注意姿勢は、ぼーっとしちゃうこと。

これは度合いの問題です。別にぼーっとすること自体が悪いわけではありません。ただ、結構長いことぼーっとしている子には、授業中などの姿勢を踏まえて、注意を向けておく必要があります。

「ぼーっとする」ということは人間に与えられた武器(スキル)です。AIにはできません。情報を簡略化して、処理の負担を減らすわけですね。ただ、いくら武器(スキル)だからといって、これに頼りすぎるといけません。

よく文章題に苦戦する子に「それは読んでいるんじゃなくて、見ているだよ」と注意することがあります。これもぼーっとすることの弊害です。簡略化するということは情報を減らすこと。情報を減らすということは、問題を解くときや何かを考えるときには不利に働くことが多いです。

特に学校の授業中などにぼーっとしちゃうことに慣れている子には注意が必要です。負のサイクルにはまっている危険性があります。

 

スマホに取り憑かれている

当塾は休憩時間中は外に出ようがスマホを見ようが自由です。でも、スマホを取り出して眺める子は実はそんなにいません。

ただ、やっぱり自由な時間となるとスマホに手が伸びる子もごく僅かながらいます。スマホは使い方を工夫すれば最大の味方になりますが、多くの場合は勉強の最大の敵になります。

特に、食事中にもスマホを触りたがる子は要注意です。もうスマホの虜になっている危険性が高いです。それだけの魅力があるアイテムということは大人でも重々承知でしょう。明らかに遊びで使っていたのに、「スマホで調べ物してたんです」という嘘が出るようになったら、さらに注意です。

前述の通り、スマホは使いこなせれば最強の武器になります。ただし、使いこなすには、ルールが必要です。それが守れないようであれば、まだ手にするのは早いかもしれません。まずはルールの説明をし、それがなぜ危険なのかを伝え、その上で行動を見守る。それでもあまりにもルールが守れないときは解約するのがいいでしょう。大丈夫、スマホがなくても生きていくことは可能です。やるべきことは他にいくらでもあります。

とまぁ、多少イメージしやすいように辛辣に話しましたが、この辺りを見る際にはバランスの意識が非常に重要です。どんな子でもぼーっとすることはあるし、指示を待つことはありますから。それに重ね重ねになりますが、休憩時間ですからよほどのことがなければ声をかける注意までしません。

ただ、授業時間以外でこそ見えてくる部分があることも事実というお話です。これが普段の指導の参考になることもあるのです。

 

本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。
休み方っていうのも重要なんですよね。