記事投稿日 : 2022/12/28 ひとり言

公立高校入試過去問題集の使い方や勉強の仕方、受検勉強の注意点

今回は、公立高校入試過去問題集の使い方です。
それでは、早速参りましょう。

・入試問題がどんなものかと知るために使う

夏から今の冬にかけて、どこかで「入試問題を知る」という目的のために過去問を使った方も多いかもしれませんね。戦う敵を知ることは非常に重要です。文字数の多さや、各教科の構成や、時間配分などを知るにはいい試みでしょう。ただし、まだ知識や理解が不完全な状態で、全ての年度を解くのはやめましょう。過去の受験生たちとの真剣勝負が出来なくなってしまいますからね。

・真剣勝負(模試形式)でやる年度を1、2年分残しておく

上でも述べた通り、過去問題は模試のような使い方もできます。その年の平均点も乗っているので、自分の立ち位置の目安にもなります。

ですので、最低でも1、2年分は各教科一つもやらずに残しておきましょう。そうですね、残しておいたものをやる時期としては、2月上旬~中旬ぐらいが良いですかね。

・まとめて解くのもオススメ

過去問の使い方としてオススメなのは、問題傾向が似ている問題をまとめて解くことです。そうすることで知識や理解を深めることができます。大問毎や単元毎にプリントを作って解くのもいいですね。

例えば、理科であれば単元毎に集中して取り組みます。電気なら電気単元のみに絞って何年分かを一気に解きます。

・過去問を解いた後にやること

「過去問解いたー、頑張ったー、お疲れー」

うんうん、確かに頑張ったかもしれませんが、この時点ではあなたの学力はそれほど上がっておりません。あなたが成長するには、この後どうするかが大事です。

解き終わったら、まず採点しますよね。点数に一喜一憂するかもしれません。まとめて解いている場合にも丸付けしますよね。そこまでは当たり前ですよね。そこまでで「受験勉強したぜ」なんて思わないように。実はそこまではただの現状チェックに過ぎません。

大事なのはそこからです。

そこからやることはシンプルです。間違った部分や怪しかった部分に再度注目し、成長の糧にしましょう。もうちょっと具体的に言えば、①なぜ間違えたのかを分析し、②必要な対策をするのです。

例えば、間違えた理由が知識不足であれば、教科書や別の問題集などを使って知識の整理と覚え直しをしましょう。その際に、間違えたその語句や知識だけではなくて、周辺知識も一緒に確認しておくと良いです。

他にも、時間不足で解けない問題があったなら、各問題を解く時間の目標を定めて、タイムアタックしてみると良いですね。

また、どこをどれだけやるかは、入試の目標点数に応じても変わってきます。自身の目標点数は把握していますか?

自身の目標点数に応じて、例えば「数学の大問の(3)は解かなくていい」など作戦を立てていきましょう。

それを踏まえて、①なぜ間違えたのかを分析し、②必要な対策をするを愚直に続けていきましょう。それを頑張ることが、合格はもちろん、その先の高校生活でも必ず役に立つはずです。

本気でやった問題から得る課題は、あなたを成長させる最大のアイテムです。過去の入試問題はさすが、良問も多いです。そのままにしておくなんて勿体ないですよ。

 

本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。
しっかりと使って、過去問題集を味方につけよう。