記事投稿日 : 2023/01/12 ひとり言

勉強が苦手な子がテスト勉強するときに気をつけたいこと

今回は、勉強が苦手な子や今まで勉強を全然してこなかった子が、テスト勉強するときの注意点について話していきたいと思います。

わかりやすいように、勉強を「広く浅い勉強」と「狭く深い勉強」に分けて説明していきましょう。

勉強が苦手な子がテスト前にやりがちなのは、「広く浅い勉強」です。テスト範囲を薄く満遍なくやるイメージですね。ただ、浅い勉強ですから、それは得点にはつながりにくいです。図にするとこんな感じです。赤いボーダーを超える理解度だと点数になるとしましょう。

例を出すならば、広く浅い勉強だと「バットでボールを打つスポーツは?」に対しての「野球」という答えだけ覚えているので、「9回制で9人同士で3アウトチェンジでやるスポーツは?」や「有名な選手としては大谷やイチローなどの選手名が挙がるスポーツは?」と訊かれると太刀打ちできないわけです。これだとなかなかテストの得点も安定しません。

逆に、狭く深くはどうなるんでしょう。図を見てみましょう。

穴は多いですが、集中したところでは点が取れていますね。

今回言いたいのはまさにここです。この「やったらできた」という経験が、特に勉強に自信がない子にとっては大切なわけです。その経験は、今後の勉強生活において、前を向き困難に立ち向かう時の原動力になります。

怖いのは、浅く広く勉強した結果、テストで成果が出ないときに、「やっぱり私はできないんだ」となってしまうことです。多くの場合はそうじゃないです。量が足りていないか、やり方が悪いだけです。

ですから、勉強が苦手な子ほど、選択と集中をして、まず結果を出しましょう。総合得点は一旦置いておいて、とりあえず「やったらできた」を手に入れましょう。あとはその「やったらできた」を広げていくだけです。

やり方で、結果って大きく変わるんだから。

 

本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。