以前お伺いした園芸店でもう大ベテランの店長さんとお話しする機会があったのですが、その時に店長さんがこんなことをおっしゃっていました。
「植物を一番枯らすのは過保護」
この言葉、今も印象に残っています。深いですよね。
確かに、いくら植物が大事だからといって、水をあげすぎたり置き場所をコロコロ変えたり、あれやこれやとこっちで色々手を加えたりすると、逆に植物を枯らす原因になることが多いんですよね。雨晒しでほったらかしの方が育ったりする。彼らは思った以上に強くて逞しいんです。
もちろん放置もいけませんが、適度な距離感って大事なんだと思います。人と植物ってやっぱり全然違うから、何が彼らのストレスになるかもわからないですしね。
当たり前ですけど、人と植物は違う。ですから、この言葉をすんなりそのまま人間に置き換えることはできないと思いますが、「過保護が悪影響」は人間のコミュニケーションにおいても言えることは多いんじゃないかなと思います。
子どもたちには子どもたちの人生がある。だから、我々大人はそれを尊重しながら、どうやって彼らと関わっていくか、日々日々考えなくてはならない。
放置にならないように、でも過保護にもならないように、そこが腕の見せ所なわけですよね。
そんな時のヒントになる言葉を、思わぬ場所で手に入れた気がしています。
彼らの中にある強さを信じながら、より良い方向へ導けるように、精進します。
本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。
育てるって、まずは彼らの中にあるものを信じること。