それは、教室の休憩時間にある男の子と話をしていたときのこと。
「最近買ってもらったゲームに飽きちゃった」というその子に、「なんで飽きちゃったの?」と訊いたら、「難しすぎて」という答が返ってきました。
たしかに、自分のレベルに合っていないゲームって飽きるんですよね。簡単すぎても、難しすぎてもダメ。ちょうどいいレベルってのが大事です。そこいくとやっぱりちょっと前の「スーパーマリオブラザーズ」シリーズは神がかっていたなぁ。
話が逸れてしまいました。そこで、その子が「なんかオススメのゲームない?」と質問してきたので、「うーん、何と言ってもオススメのゲームは・・・」とたっぷり溜めを作ってから、こう答えました。
「勉強かな」
そのときの彼の「なんだそれ」という目は忘れません。
「いやいや、ちょっと聞けって」と言いながら、理由を説明していきます。挙げたのはこんなところです。
・難易度を調節できる ・負けても経験値がもらえる(やればやるだけ成長できるから無駄な時間がない) ・選択肢が広がる ・直接自分のためになる(ゲームの中で成長しても利益につながりにくい) ・知識欲が刺激されるから能動的にやると楽しい(やらされると楽しくない)
他にもいろいろ言ったのですが、彼に刺さったのはこんなところ。
「勉強するって、こんな風に損することないよね。しかも、めっちゃ将来のためになるし。でも、やらない人もいっぱいいる。きっとね、まだみんなこのことに気付けてないんだと思う。ほら、今気付けたんだから、先取りしてどんどん差をつけちゃおう。今がチャンスだ!」
彼なりの気遣いかもしれませんが、「たしかに」なんて目をキラキラさせて、その後の授業も目一杯頑張ってくれました。本当にいい子です。
そして、授業の終わりの振り返りのときに「今日めっちゃ頑張ったね」と褒めたら、「勉強やらない理由、今のところないからね」と素晴らしいセリフを残してくれました。
今のところが、ずっと続きますように。
本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。やらない理由なんて本当はどこにもないんだよね。やる理由を集めたいよね。