学年末テストが近づくと、思い出すエピソードがあります。
テスト勉強についてのお話です。
以前働いていた塾でのこと。仲良くなった小学生と中学生が、休み時間に話をしておりました。なにぶん狭い教室だったので、聞き耳を立てなくても二人の会話は聞こえてくるんですね。
「中学生のテストって不安……」という小学生に、中学生の子が「教科書ちゃんとやっておけば8割は取れるから大丈夫だよ」と。
思わずワタクシ、教材の整理をしているフリしながら、嬉しくってニヤニヤしてしまいました。なにぶん狭い教室だったので整理しているフリでもしないとお互いの顔が見えちゃうんですね。
その中学生の子は、塾に通い出してもうすぐ一年で、最初入ってきたときは平均点に届くか届かないかの実力の子でした。そこから自分で言ったとおり教科書を使ってひたすら勉強することで、8割以上まで得点を上げてきた子なんです。
その言葉を受けた小学生が「え、教科書?ちょっと見てみる」とか言いながら中学生の教科書を本棚から引っ張り出し、「お、国語は読める読める」なんて楽しそうにしていたのを見て、また「なんだか良いなぁ」と手前味噌ながら思った、ある日のことでした。
しっかり教科書を読む。定期テストの勉強も受験勉強も、これが基本。
本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。 教科書もじっくり読むと楽しかったりするしね。