以前こんなお話を聞いたことがあります。
「じんせいの、わりあい」
あるところに、おじいさんと小学6年生の子どもがいました。 おじいさんが問います。 「人生を100とすると、良いことと悪いこと、どっちが多いと思う?」 子どもは答えます。 「半分とちょっと悪いこと。だって大変なことの方が多そうだもん」 「良いことは見失いがちだからね。でも、一つ覚えておくといい」 そう言いながらおじいさんは紙に鉛筆で言葉を書きました。 じんせいの、わりあい 「君は笑うときはどんな風に笑う?」「わははは」「そうだね」「うん」 「じゃあ泣くときは?」「シクシク」「じゃあシクシクで計算してみよう」 そう言うとおじいさんは今度は式を書き始めました。 わははは、は8888だから、8×8=64。 シクシク、は4949だから、4×9=36。 「足してごらん」というおじいさんの言葉よりも早く、 子どもは足し算をして100という答えに辿り着いていました。「おお」 だから人生はきっと、 悲しみや苦しみよりも多くの、喜びや楽しみに彩られている。 だからね、安心して大丈夫だよ。 そう言って、おじいさんは笑いました。 長く生きている私が言うんだから間違いない。
考え方は人それぞれです。
コップに入った半分の水を見て、「まだ半分ある」「もう半分しかない」と色んな見方の人がいるのと同様に、このお話を聞いて、「なるほど人生の割合か。そういう考え方もありだな」と思う人もいれば、「ただの後付けでしょ」という人もいるでしょう。
大切なのは、その色々な「それぞれ」を知ることではないでしょうか。人と人は、違うから面白い。その面白さを楽しめる世の中であればいいなと思います。
本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。 あなたにとって、僕にとって、今日も素敵なことが多い一日になりますように。