今回は、大学入試や島根県公立高校入試(配点は50点中11点)においても重要な役割を担う英語のリスニング対策についてです。
ポイントは3つ。早速一つずつ見ていきましょう。
リスニング対策前の準備
まず手始めに重要なのは、リスニング対策をする前の準備です。
そもそも英語のリスニング問題は英語で話されているわけですから、ある程度の英語の言葉やルールをわかっていないと、いくらリスニングだけ対策をしても伸びません。
英語の言葉とは、単語。英語のルールとは、文法のことですね。
もちろん入試に向けて単語や文法の勉強もしているとは思うのですが、それはリスニングにおいても重要だということです。
例えば、リスニング問題の台本を読んでも理解できない場合は、単語や文法の準備不足です。耳だけ慣らしても点数が伸びることはありません。まずは「読めばわかる」状態を作ってから、またはその状態を作ることと並行しながら、リスニング対策を行っていきましょう。
ちなみに、並行の状態でオススメなリスニングのトレーニングは、台本を見ながらリスニング問題を聴いて、日本語訳をとっていくことです。英語には、リンキングと呼ばれる音と音がくっつく仕組みがあります。「アイハブアペン」ではなくて、「アイハバペン」ですよね。上記のトレーニングでは、単語や文法の力をつけながら、これらの音の仕組みにも同時に慣れていけます。
そして、ある程度単語や文法が頭に入ってきたら、「英語を聴いて英文を書く」という練習をしてみましょう。リスニングの力と英作文の力が高まります。
メモをとる
ここからはリスニング問題を解く際の対策について記していきます。
高校入試だけではなく、大学入試においてもリスニングの重要性が増す中、近年ではただ単純に聴いているだけでは正解できない問題も増えてきました。「設問と選択肢の内容の照らし合わせ問題」や「要約問題」などです。
聴いてわかるだけでなく、忘れないことが重要です。ここで必要なのが、メモです。
素早くメモを取る、殴り書きの練習は必須です。これに限っていえば、綺麗な字と漢字はあまり必要ありません。ひらがな・カタカナ推奨です。とにかく速さ重視です。聴きながら書く練習は必ずしておきましょう。意外と難しいです。
問題文を読む
基本的なことではありますが、リスニング問題においても、問題文や選択肢に多くのヒントが隠されています。ですから、読むことが必要です。
誰が出てくるのか、何が聞かれるのか、そんな情報が前もってわかれば、英語の聞き取りも少し楽になります。どんな場面でどんな話題になるかの前もっての把握も重要です。リスニングが始まる前に、なるべく問題文は読んでおきましょう。
読む際の気をつけるポイントをいくつか挙げておきます。
・疑問詞を意識
・登場人物を把握
・イラストある場合は何の絵か見ておく
・時間や金額などの数字で何が尋ねられるかを確認
・キーワード(よく出てる言葉)を頭に入れておく
この読み取り→予測が勝負を分けることもあります。これも過去問や予想問題を使って練習を繰り返して、問題文を読みながら聴くことに慣れておきましょう。
以上3つにまとめてみましたが、何より英語漬けと言えるくらい沢山聴くことが大事です。アプリ等も上手に使って、英語に触れる機会を増やしていきましょう。
本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。 言葉は耳で慣れるのが一番。