もちろん個人差あるでしょうから、人によっては合うやり方が異なるということもあるでしょう。でも、毎回生徒に暗記方法について話していて思うことは、「暗記が苦手という人はそもそも練習量が足りていないことが多い」ということです。
暗記の方法より大切な大前提
暗記の方法ってもちろんどんなやり方でもいいのですが、どんなやり方でも覚えるにはそれ相応の負荷を脳にかけなければなりません。その負荷から逃げてしまったら、どんな方法でやろうが結局使える知識にはならないんですよね。
「暗記が苦手」という方は、この段階で足踏みしていることが多い印象です。あえて強い言葉を使うならば、やってないんですね。暗記するにはどんな方法であれ、やるしかないのです。
暗記を苦手な状態から克服するには、まずこの「とりあえずやる」という壁を克服するしかありません。でも、人間苦手なものへ立ち向かうのって相当なパワーがいるんですよね。では、どうすればいいのでしょう。
そこで使える一つのアイテムが「スモールステップ」です。日本語にすれば小さな階段。その名の通り、目の前にやらなきゃいけないことについての小さな階段を作ってあげるわけです。
例えば英単語を覚えなくちゃならないならまずは3個から。3個覚えて、テストして、できたら自分を褒めて、5個へ。こんな具合にできるゾーンを少しずつ増やしていくイメージです。「やったらできた」を集めることで、立ち向かう心の強さもレベルアップしていきます。
もちろん時間はかかります。でも、逆を言えば時間をかけなければほとんどの苦手は克服できません。時間をかけていないから苦手なのですから。
大体「暗記がダメだ…」と気付くのはテスト後とかのタイミングですよね。折角気づいたのに、まさか放置してませんよね?
次のテストまで最大限時間が開く今こそが苦手克服の最大のチャンスです。有効活用しましょう。
どんな勉強においても、暗記は必要ですからね。頭の中に入れてそれを外へ出す訓練は、すればするほどスムーズになります。
一番大切なことは、やること。
それを踏まえた上で、巷に数ある暗記方法論の中から、自分に合う方法が見つけられるといいですね。
本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。