今や高校生の半分以上が大学へ進学する時代です。そして、そのうちの半分が「推薦入試」で大学へと入学します。
その「推薦入試」に関わる成績は、
1年生の頭~3年生の夏までの平均の数値(5段階)で表わされます。
ですから、「3年生になってから頑張ろう!」は高校生では物理的に通用しないのです。
「推薦」をねらうのであれば、その中でも一番安心して受験できる、いわゆる「指定校推薦」がオススメです。各学校の「指定校リスト」を早めに確認し(先輩に聞いてみるなど)、行きたい大学・学部・学科を確認したら、受験資格の評定平均を確認しましょう。「3.7以上」や「4.0」以上などになると思いますが、高校の基準というものもあるので、目標は「4.5」くらいにしましょう。
そうすると、各科目の成績は4か5になりますね。3を取ると一気に平均が下がります。「えー!そんなの無理」と思うなかれ。
実は高校は中学に比べて内申が意外と取りやすいのです。同じ学力層の生徒が集まることはもちろん、「一般受験だから内申は関係ない」と、2年生くらいからは目に見えて学校の勉強に注力しない生徒も出てきます。それはそれで残念なことですが、推薦を狙うあなたに取ってはある意味チャンスです。先生にもよりますが、相対的に内申は取りやすくなりますね。
つまり、一番の頑張りどころは、高校1年生。ここで「4.5」を取れていれば、「推薦」を狙う上で申し分なしです。そして、特に一番最初のテストに力を入れましょう。
なぜか?それはこのお話を聞いてで想像してみてください(あくまで一例です)。
高校生で初めてのテスト。
あなたのテストの点数が70点。
前の席のA子さんは90点。あなたは「お、頭いい」と思う。
後ろの席のB子さんは30点。あなたは「お、この子よりはできる」と思う。
この最初の印象が大事。
例えば宿題を忘れて慌てて休み時間にやっている場合、
(できると思われている)A子さんがやっていると周りは「さすが!」と言う。
A子さんは気分良くできるし、
人の目があるのでなるべく「できる子」でいようとし頑張ろうとする。
(できないと思われている)B子さんがやっていると友達がやってきて、
「遊び行こうよ」と誘われ、結局宿題はできなくなる。
これが最初の印象の差。
そうやって、最初は同じ学力層だった子たちの、
学力(勉強量)にどんどん差ができていく。
たった最初のテストの印象一つで、
あなたの勉強ストーリーは変わっていくのだ。
いかがでしょうか?ほとんどが初対面の高校生活の始まりですから、最初の印象というのが大事なんですね。
最初のテストは、難易度的にはそれほど高くありません(舐めてると痛い目にあいます)ので、チャンスです。
さぁ、チャンスを掴みにいきましょう。
最後に、先ほどで「一般受験だから内申は関係ない」とお伝えしましたが、今の大学受験には国公立大学の一般受験も含めて内申を点数化します。ですから、学校の授業も疎かにしないようにしましょうね。
本日も出雲市の個別指導塾すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。 一気に入れたものは一気に抜けていくから、受験生だった諸君、そこだけは注意しましょうね。