記事投稿日 : 2020/09/22 ひとり言

塾長のひとり言 本当にわかっているかどうかを確認できる効果的な質問

「わかった?」と聞いても、多くの子は「わかった」と言ってしまいます。

それは、嘘だったり、無意識だったり、気遣いだったり、勘違いだったりします。

勉強において、わかっていないことをそのままにして先へ進むことほど怖いことはありません。

そんな色んな理由で発せられるすべての「わかった」に対して、実に効果的な質問があります。

それが「じゃあ、説明してみて(^_^)」です。

「じゃあ、説明してみて(^_^)」の使い方と威力

効果的な質問である「じゃあ、説明してみ(^_^)」。

これを使うときのポイントは、笑顔で言うことです。

最後につけている(^_^)くらい満面の笑顔で、「その内容を誰よりも知りたい感」を出して聞きましょう。

なるべくプレッシャーにならないように、さらに「得た知識を取り出す」ということが当たり前であるかのように。

「わかった」に対して実際に、「じゃあ、説明してみて(^_^)」と言うと、大体の子は動きが止まります。

インプットしたものアウトプットするには、人からもらった言葉を自分用にする必要がありますからね。これは自然なことです。待ちましょう。

何となくでも理解している子は、そこから単語を使って説明をし始めます。ポツリまたポツリといった感じ。でも大丈夫。しっかりと承認してあげて、繰り返していけば、だんだんと説明レベルは上がっていきます。

しっかりわかっている子は、こちらが驚くほどの説明をすることもあります。知識をくれたことへの感謝を伝えて、次の「わかった」を見つけに行かせましょう。

本当にわかっていない子は、動きが止まったままです。何も出てきません。ただ、これが案外当たり前の状態であるということを、僕たちは忘れてはいけない。

「人に説明する」というのは、高度なアウトプットです。だから、ここで「ほら、やっぱりわかってなかった」と言うのは、なしです。

助け舟を出しましょう。まるで数学の穴埋めのように。

「ん、これとこれを繋ぐとどうなるんだっけ?」や「この名前は?」など、簡単な質問をしてあげるのです。

学んだことをなぞるように、細かく答えやすい質問をしてあげましょう。

一通り最後までいけたら、その内容を今度は自分一人で説明させてみます。

納得できるようなところまでいけたら、「わかった」の確認が終了です。

そのときにやっと本当の「わかった」が誕生します。

ここから「できる」にしていく過程は、以下をご覧ください。

どうでしょうか。

内容について、おわかりいただけましたかね?

お!、頷きましたね。

「じゃあ、説明してみて(^_^)」

本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。誰より自分が偽物の「わかった」に騙されないように。