記事投稿日 : 2023/12/06 ひとり言

保護者の方からの「勉強しなさい」が奪っていくもの

家でダラダラしている子どもに「勉強しなさい」と言いたくなる気持ちはよくわかります。

でも、よくよく考えてみれば、彼らは学校に部活に大忙し。大人だって、仕事終わって帰ってきて休んでいるところに「もっと仕事しなさい」なんて言われたらイライラしちゃいますよね。

そんなところにぶっこむ保護者の方からの「勉強しなさい」は親子喧嘩のもととなります。

よしんば、その言葉を聞いて勉強し始めたとしましょう。これは、まさしく受動的な姿勢から始まる勉強です。テンションも効果も自分から始める能動的な勉強に比べると低くなります

それに、その受動的な姿勢に慣れると、どんどん自分から動けなくなっていきます。そう、どんどん勉強ができなくなっていくのです。

また、多様性と変化あふれる現代において、自分から動けないというのは大きなデメリットになってしまいますね。結局なんでも自分で考えて動ける人が強いのです。お子様にはそうなって欲しいですよね。

以上の通り、「勉強しなさい」の言葉は、それが叶ったとしても叶わなかったとしても、あんまりお互いのためになりません。

じゃあ、子どもが能動的に動けるようにするにはどうしたらいいのか。まずは保護者の方が頭を使う番です。いくつかそのための方法を書き記しておきましょう。

・「やることないの?」と確認だけして本人に任せる(本人に責任を持たせて補佐をする)
・第三者に「勉強しろ」と言ってもらう(塾や学校の使いどころです)
・目標の設定を手伝う
・環境づくりを手伝う(スマホや勉強時間のルール、部屋の掃除、誘惑の排除)
・心身の健康管理

結局やるのは本人ですからね。

心配する気持ちや大切にする気持ちは、自分と相手のために、上手に使いましょう。

 

本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。
自分の胸に手を当てるとよくわかる方も多いのではないでしょうか。