隊員A「ハナ隊長！あの建物から【エア勉強】の反応があります！」
ハナ「ふむふむ、これは確かに強い反応にゃ。なになに、図書館とカフェがくっついている！駅の目の前にあって便利そうだにゃ。よし、行ってみるにゃ」
隊員A「ちょっとお茶でもしましょう」
ハナ「ちょ、ちょっとだけにゃ」
これは世界の子どもたちを【エア勉強】(勉強しているように見えて勉強になっていない勉強)から救う使命を持った、勉強の精(なんと、今回のハナさんは勉強の精になってしまいました)の精鋭部隊「ハナ勉強隊」の日々のお仕事の記録である。決してサボりの記録ではない。なお、彼女らの姿は目には見えない。その勉強諸々色々察しながら聞いて欲しい。
隊員A「わー、高校生がいっぱい。おしゃれなカフェと図書館！いいなー。私もこんなところで青春したかったなぁ」
ハナ「人数が多いから、反応も大きかったというわけかぁ。感傷に浸っている場合ではないにゃ。ほら、見るにゃ。あそこでは【友達と一緒に勉強】が行われている。大きな反応にゃ」
友達と一緒に勉強
「友達と一緒に勉強してくるー」と言って、実際にやるのは難易度が高い。仮にできたとしても、結局一人でやる方が効率的だったりする。友達と一緒なら、遊ぼう。
隊員A「わー、本当だ。結局お喋りタイムになっちゃってますね」
ハナ「ああいったものを是正するのが、我々ハナ勉強隊の仕事でもあるにゃ。まだまだ正しい勉強法や「なぜ勉強するのか」という意義が世に浸透していない証拠だにゃ。私たちも自省しなければ」(急に隊長らしくなったハナさん)
隊員A「隊長！こっちでは、丸写し勉強法が行われていますよ！」
丸写し勉強法
右から左へただ写す勉強。多くの場合、頭に入っていないので覚えられはしない。「勉強したぜ！」という自己満足や、作業になりがち・
ハナ「これはダメにゃ。よし、例のやつを使うぞ。お茶を飲むのはそれからだにゃ」
隊員A「はーい。ちゃっちゃとやっちゃいますね。それでは、エア勉強除去装置起動開始します。ポチッとな」
名もなき高校生A「うーん、なんか身が入らんけん、そろそろ塾行って勉強するわ」
名もなき高校生B「だな。やっぱり一緒にやるって難しいわな。次回は買い物行こうぜ」
名もなき高校生C「よし、そろそろチェックテストしてみようかな。やべ、全然できていないじゃん。こりゃちょっと方法考えんといけんなぁ」
隊員A「･･･毎回思うのですが、とんでもない効果ですね」
ハナ「にゃんてったって、勉強の精の科学の粋を結集して作られたスペシャルな装置だからにゃ」
隊員A「あ、それでも向こうでなんだかぐでーんってなっちゃってる中学生がいます。この暑さで疲れちゃったのかな」
ハナ「仕方にゃい。あの中学生には例の装置を起動するにゃ」
隊員A「はい！やる気スイッチ、オン！」
名もなき中学生A「おおおおおおお！なんだかやる気がみなぎってきたぜー！！！！！」
隊員A「合わせ技、まるで神様のような囁き機もオン！」
神様のような囁き「いいか名もなき中学生よ。何事もやる気でやると長続きはしないのじゃ、この一度だけやる気を注入はしたが、今後はやる気なくても勉強できるように、習慣の力を使うのじゃ。習慣はコツコツやって身に付けねばならん。コツコツ、はじめよ。よいな、習慣で闘うのじゃぞ」
名もなき中学生A「おおおおおおおお！これは神の啓示！習慣化のために、毎日やること決めます！！」
神様のような囁き「それでよい。ただ、最初から気合いを入れすぎて計画を立てると、結局できなくて三日坊主の恐れもある。習慣化できるパワーがまだないなら。最初は体調が悪くてもできるようなちっちゃなことをコツコツ続けるのじゃ。３ヶ月くらい経つと習慣化できてるはずじゃから、数を増やしたりも楽にこなせるはずじゃ」
名もなき中学生A「おおおおおおおお！了解です、神様！頑張ります！！」
ハナ「よし、見たところ、この一帯はこれでだいぶ改善されたにゃ」
隊員A「じゃ、隊長、お茶しましょ」
これは決してサボりではない。お仕事や勉強には、休憩も必要である。適度な休憩と、目的に応じた適切なものを、適切な方法で、適切な量をやる。これが、お仕事でも勉強でも大事なことなのだ。
隊員A「いやー、先輩、じゃなかった、隊長！このキャラメルマキアートとっても美味しいですねー！あ、今度は向こうの方で強い反応がありますよ」
ハナ「このチーズケーキもにゃかにゃか･･･ってにゃににゃに、その方角は平田の方だにゃ。よし、しっかり味わったらそっち方面に向かってみよう。たしか向こうにはメロンパンの美味しいお店が･･･」
隊員A「ふふふ。美味しいもの食べるって、幸せ」
ハナたちの戦いは続いていく。
本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。 もちろん、フィクションです。