記事投稿日 : 2021/09/21 ひとり言

中学2年生が勉強において気を付ける3つのポイント

中学2年生のこの時期は、中学生活のちょうど折り返しです。良い意味でも悪い意味でも中学生活に慣れてきているでしょう。

勉強も難しくなるし、部活もメインになる。そんな中学2年生にこれから勉強において気を付けてほしい3つのポイントをお伝えしていきましょう。早速1つ目から参りましょう。

 

1つ目 生活習慣

まず最も気を付けないといけないと考えるのは、生活習慣です。

え?勉強のことなのに生活習慣?と思ったあなた、そうなのです。勉強のことなのに生活習慣だ大事なのです。

この土台がしっかりしていないと、いくら勉強してもあんまり積み重なっていきません。

夜は、遅くとも12時までに寝て、朝ちゃんと起きられていますか?

下記にチェックリストを用意してみました。1つでも「はい」があるあなたは危険信号です。

▢夜寝る前にスマホやタブレットを見てたりしませんか?
▢ブルーライトでなかなか寝つけなかったりしませんか?
▢部活動でヘトヘトになりすぎていませんか?
▢疲れすぎて宿題が手につかないなんてことありませんか?
 

どうでしょう。

中学2年生ですから、1年生の頃に比べてだいぶ学校生活に慣れてきたはずです。体力もついてきたはずですよね。

その中で、ヘトヘトになってしまうというのは、明からにオーバーワークです。中2~中3は部活動が最も忙しくなる頃でしょうから、さらに注意です。

また、睡眠時間に乱れがある方は、なるべく早めに直しましょう。

保護者の方が管理すべきはスマホです。子どもがスマホを寝室に持っていくのはできるだけやめさせましょう。近くにあれば大人だって我慢できません。見ちゃいます。見ちゃってブルーライトをいっぱい浴びちゃいます。そうすると、寝られません。睡眠の質も落ちます。寝室は、寝る場所です。

難しいことは何一つ言いません。生徒諸君、週に最低3回は11時には布団に入り、スマホやタブレットを見ることなく目を瞑りましょう。

え?普段からなかなか寝つけない?僕も時々寝つけないことがありますが、そんなときに効果的な技をお伝えしましょう。寝られないときは、目を閉じて、手足を軽く動かし、ゆっくり呼吸をして、手足がぼわーっと温かくなってきたら、寝られます。それでも眠れなくてそわそわしちゃうあなたに、これもお伝えしておきましょう。別に寝られなくても目を瞑っているだけで脳は休まりますからご安心を。

巨人の原監督はお父様に「考え事をするなら机に座ってしろ」と言われ、寝ながら考えることをやめたら快眠ができるようになったそうです。真似してみてもいいかもしれませんね。

 

2つ目 内申

次は、成績の話をしましょう。

島根県の場合、公立高校受験では、中学1年生から中学3年生の2学期(中学3年生の1学期と2学期のみ点数が2倍)までの内申を使って成績が計算されます。たまに「2倍になるなら、3年生だけ頑張ればいいんでしょ?」とか言う人がいますが、そんなことはないと断言します。3年生になって自分だけ頑張るのであれば、まだ可能性はありますが、当然そんなことはありません。3年生になったら、みんな頑張ります。2年生までの学習内容が疎かであれば、むしろ差をつけられてしまうでしょう。

さらに、内申の点数が低ければ、受験をとめられてしまう高校も出てきます。

どうでしょう、2年生の内申の大切さがおわかりいただけましたか。

「それはわかってるよ!そりゃ取れるなら内申取りたいよ」というあなたに、ちょうどよかった。3つ目のポイントをお伝えしましょう。

 

3つ目 勉強の中身

残酷な現実のお話をしましょう。

2年生の内申、上げたいですよね。上げないと選択肢がなくなってしまいますもんね。

でも、なかなか上げるのが難しいのが、2年生の内申です。

その理由の1つが、「積み重ね科目」。

積み重ね科目とは、次の内容をやるときに前の内容が必要になる科目、例えば、数学や英語がそうですね。理科も科学分野は「積み重ね」が必要です。

1年生でやる方程式の計算ができないと、2年生でやる連立方程式の計算はできません。

1年生でやるbe動詞と一般動詞が曖昧だと、2年生でやる未来形で爆発します。

こんな風に、積み重ねが必要な科目は、2年生になっていきなり頑張ったからといって、なかなかすぐには成績が上がりにくいのです。ひどい場合は小学生まで戻って知識を入れてこなければなりません。時間がかかります。頑張っているのになかなか点数や成績が上がらないから、そのうち子どもは心が折れて、「私(俺)は勉強できないから」とか言い出します。違います。今までのツケが返しきれていないだけなのです。

理科の科学分野、そして前述の通り積み重ねが必要な英語と数学、特に英語は「副詞的用法」だの「形容詞的用法」だの、日本語がやたら難しくなり、今までの知識も必要な「不定詞」だったり「動名詞」の単元が登場します。ここまでの内容を理解できていないと、すぐに先生の言っていることが「???」となってしまうでしょう。

やっとの思いでそこを乗り切ったとしても、もうとうにそこを乗り切っているライバルたちとの戦いが待っています。現代は絶対評価の時代といっても、結局競争部分もあるのです。

そんな風に、復習を乗り越え、ライバルたちとの戦いに勝利をし、成績を勝ち取るためには、莫大なパワーと時間が必要ですよね。

それを今までポイントの1つ目と2つ目ができていなかった子がやるのは難しいです。部活もメインになり忙しい。まず勉強時間の確保が大変です。誰が呼んだか「中2は中だるみの時期」とか言われて、なかなか気持ち的にもスイッチが入りません。

そうこうしている間に受験生の学年になり、なし崩し的に受験勉強が始まります。各々が、受験勉強をして、高校進学をしていくでしょう。

でも、その中に「2年生のうちにもっと頑張っていたら、違う選択肢があったかもしれない」と気付いてへこむ子が一定数いるのです。もちろん、2年生のうちにはそんな時間のコストには誰も気付きませんからね。後から気付いても戻れません。

だから、悪いことは言いません。

2年生になったら、今までよりちょっと、勉強のことを意識してみましょう。たしかに、「勉強しない」というのも人生の選択肢の1つです。しかし、中2のあなたに向かってそういうことを言う大人があんまりいないように、それってとってもリスキーなのです。勉強、やっておいて損はないのです。どうしてもやりたくないって場合は、信頼できる大人と相談してみてくださいね。

以上、3つのポイントでした。全て個人的な意見ですが、ちょっとでも参考になれば幸いです。

高校受験じゃなくて、大学受験は?という方はこちらを参考にしてみてください。

もっと詳しく知りたいという方は、ぜひ直接お電話ください。

 

本日も出雲市の個別指導塾 すずかけの木へお越しいただきありがとうございました。
大変だからこそ、大いに選択肢が広げられるのも、中2です。